図書館が新たなまちづくりにつながる?その理由3つはこれ!

図書館

先日、たまたまテレビを見ていたら、香川県男木島にある私設図書館について特集されていました。男木島は高松市街からフェリーで40分ほどの場所です。この男木島の図書館がすごいんです。なにがすごいって、公共図書館ではなく私設図書館。つまり個人が創った図書館なんです。

発起人は1人の女性。ご主人と娘さんと3人で2014年に男木島に移住してきた福井順子さんという方。移住してきて、まだ知り合いもいないのに、女の人が一人で図書館を作ると行動し始めたのです。並大抵の決心ではできない気がします。

この特集を見ていて思ったのが、個人の始めた行動が新たなまちづくりにつながる良い例だなあ・・ということです。その理由は3点あります。

  • 図書館を創り始めたことで新たな交流が生まれた
  • 図書館が開設されて住民みんなの交流の場ができた
  • 図書館を皆で創ったことが島自体の魅力になった

それではこの3点について説明していきたいと思います。

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図書館が新たなまちづくりにつながる理由3つ

(1)図書館を創り始めたことで新たな交流が生まれた

最初は、移住してきたばかりで全く知らない人ばかりだった福井さん。でも、男木島に魅力を感じ、男木島だからできることをしたいと思っていた福井さんは、一人で図書館づくりに取り組み始めます。一人でもやる!という情熱は周りに伝染していき、徐々に手伝ってくれる人が増えてきたとか。

男木島は昔から助け合いの精神が強いそうです。その気質もいい方向に働いたのではないでしょうか。知り合いがいない状況はここからたくさんの協力者に恵まれていくことになります。図書館を住民の人達が協力して作り上げることで、住民同士のつながりが強まったのです。住民同士のつながりが強くなるということは、新たなまちづくりにつながる第一歩だと思います。

(2)図書館が開設されて住民みんなの交流の場ができた

図書館は最初、移動図書館でした。80冊の本を載せた手押し車のようなもので、本を運んでいたようです。大変体力がいると思います。でも、こんな風に労力を使って本を持ってきてくれたら、うれしいですよね。

図書館が開設されてからも移動図書館も続けているとか。移動図書館にしても、開設された新しい図書館にしても、人と人とが実際に顔を合わせて、コミュニケーションが取れる場。お年寄りも多い地域なので、図書館がなかった時と比べると、確実に住民同士の交流の場ができ、生き生きとした時間が持てるようになったのです。

図書館ができることは住民の方々にとっても良い刺激となります。人口が少ない分、住民が読みたい本のリクエストもダイレクトに反映されます。今ではすっかりお年寄りの憩いの場であり、子どもたちが安心していられる場所でもあるのです。つまり、図書館がまちづくり活性化に貢献していると言えるのではないでしょうか。

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(3)図書館を皆で創ったことが島自体の魅力になった

福井さんは本職はwebデザイナーで、HPを作るのはお手の物。図書館を住民の皆さんで創っている様子をHPにアップしていたそうです。すると、全国から協力者が集まり、資金もクラウドファンディングで、目標額150万以上の233万5千円が集まったそうです。すごい!図書館を創ることを通して男木島の人たちの魅力を全国の人達に伝えることになったんですね!

※参照リンク:瀬戸内海の小さな島”男木島”の図書館を本でいっぱいにしたい!
https://readyfor.jp/projects/ogijimallibrary-book

図書館は現在、男木島に移住する人を受け入れる際の窓口にもなっているといいます。なにせ、この図書館を建てることを決めた福井さん一家は移住者。移住してきた実体験をダイレクトに伝えることができます。これは、今後、男木島の人口が増加していくきっかけとなっていきます。今だけではなく、これからのまちづくり活性化の拠点を作ったと言えると思います。

まとめ

  • 図書館はまちづくり活性化のきっかけになる理由は3つ
  • 図書館を創り始めたことで新たな交流が生まれた
  • 図書館が開設されて住民みんなの交流の場ができた
  • 図書館を皆で創ったことが島自体の魅力になった

図書館は本来「学習の場」というのが主な機能だと思います。その学習のために必要な資料を保存し提供する。しかし、男木島図書館の機能はそれだけではありません。住民みんなの交流の場であり、外部からのアクセスの窓口でもある。

図書館は学びの場、という従来の役割だけでなく、この図書館を皆で創ったことでその地域ならではの存在意義が新たにできた。という印象です。今までの役割だけに縛られないこういう柔軟さは、とても素敵だと思いませんか?

こういうことができるのが、この図書館が「私設」であるということも大きいと思います。公共図書館ではできないようなことを自由にできる、つまりその図書館を創った人が独自の目的を持って運営することができます。

今や、学習に必要な資料、情報といったものは図書館に頼らなくても入手が簡単になってきました。なんでもインターネットで調べることができるし、書店にはたくさん本があり、それを買うことができます。

そういう時代に、図書館の役割は今までとまったく同じというわけにはいかないのではないでしょうか。私自身、地方に住んでいますが、地方では都心とは全く異なる悩みをもっています。商店街がどんどんシャッター街になる例は珍しくありません。若い人はどんどん都心に出ていってしまいます。

そんな地域のまちづくり活性化を試みている地方は多いと思います。男木島図書館のように、個人が何かの目的を持って運営するというのは、図書館に限らず、どんどん増えていっていいと思うのです。男木島はそもそも瀬戸内国際芸術祭などの催し物を通して移住者が増えている島。この例を通して、ほかの過疎地域も何か新しいまちづくりが増えていくといいなあ、と思います。

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