大学図書館の仕事はどんな仕事?採用されるには?

図書館

かなり気温も下がってきて、外出するのが億劫な季節に近づいてきました。台風の接近もあり、私はすでに外出したくなくなってきましたが、皆さんはどうでしょうか?さて、前回に続いて今回も、図書館の仕事内容について書きたいと思います。

今回は大学図書館の仕事についてです。さらに今回は業務内容に加えて、採用されるにはどんな方法があるのかにも触れたいと思います。

それでは早速、「大学図書館の仕事内容と採用される方法」について書いていきたいと思います。

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大学図書館の仕事の種類

大学図書館の仕事には、以下のように、大きく分けて4つの仕事があります。

  • カウンター業務
  • 書誌データ管理
  • 教員貸出図書の管理
  • 文献複写業務

では、これらの仕事がどのような内容なのか見ていきましょう。

(1) カウンター業務

まずはカウンター業務。カウンター業務には以下のような種類があります。

  • 利用者登録
  • 貸借管理
  • 図書の返却と整理
  • 利用についての説明

カウンター業務はこの4つが主な仕事です。基本は接客ですね。大学図書館といっても、一般の利用者さんも来ますから、基本は公立図書館と変わりません。ただ、私の働いていた大学図書館は規模が小さく職員が少なかったので、(2)や(3)の裏方仕事もカウンター担当の職員に手伝ってもらうこともよくありました。逆に裏方仕事の担当がカウンター業務を手伝うことも。人数が少ないとその辺は臨機応変にしている感じでした。図書の返却は意外に体を使うので、データ入力に疲れたときは、いい気分転換になっていました。

(2) 書誌データ管理

受け入れる図書のデータを書誌データといいます。奥付に掲載されている内容です(タイトル、著者、出版年月日など)。 こちらはほぼ自動的にデータが委託業者から入ってきます。図書館で入力するのは、古い図書や、地元で出版しているマニアックなもののみです。

ただ、自動的に入っているデータも手入力で入れたデータも、保管場所を登録しておかなくてはいけません。大学図書館は、図書館内だけでなく、各教員の研究室にも本が置かれるので、それを明確にしておかないと、本がどこにあるのかわからなくなってしまいますので、これは、重要な作業です。ミスなく登録しなくてはいけません。

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(3) 教員貸出図書の管理

(2)で書いた通り、大学図書館の図書の一部は教員の研究室に置かれます。図書館から貸出したことになっていますが、ほかの図書が2週間以内の貸出なのに対して、何ヶ月も貸出状態になる場合も多いので、この本が研究室にあることを明確にするために、書誌データ登録時にもそれを入力しておきます。

年度末には一旦返却して、整理しなおしますが、これが大変です。先生方は研究に追われている場合も多く、資料が手放せないため、なかなか返却してもらえないのです。それに対して督促するのが大変です。かなり気を使いますが、強気でいくしかありません。(笑)

(4) 文献複写業務

私がメインでやっていたのはこの業務でした。これは大学図書館ならではの仕事です。文献複写とは、文字通り「文献のコピー」のことです。この場合の文献とは、学生や教員が論文を書く時に、参考にする文献のことです。

この参考文献が自分の大学図書館内にない場合、他大学の図書館へそのコピーを依頼するのです。大学図書館は一般の方も利用できますが、文献複写依頼は大学生、院生、教員のみとなります。かなり大変とは聞いていたのですが、本当に大変でした。

なせなら、私のいた図書館は看護学部の図書館だったからです。看護学部はとにかく“論文論文論文!”な学部ですので、文献複写請求がめちゃくちゃ多いです。理系、医学部なんかも同様です。文学部と比較すると10倍くらい件数がありました。

ILL(図書館間相互貸借 Inter Library Loan)というシステムを使用して、他大学から論文を書くのに必要な、過去の論文や本の一部のコピーを他大学から取り寄せるのです。こちらが他大学から依頼されることもあります。

私が勤務していたのは小規模な大学でしたので、どうしても所蔵数が少なく依頼されるよりも他大学へ依頼する方が断然多かったです。医学部や看護学部がある他県の大学図書館さんには大変お世話になりました。大量の依頼、さぞかし大変だったと思います。(感謝・・)

とにかくそうやってコピーを取り寄せるわけですが、これが届き始めると整理が大変。依頼したものがすべて入っているか中身をチェックしなくてはいけません。量が多いので、1人でやっているとこのチェックも結構時間がかかります。

また、届いた旨の連絡は図書館内の掲示板に表示していましたが、それだけではなかなか依頼者も気づかないので、電話もかけます。受取りにきてもらったら、料金も受け取ります。しかもこの料金が公費と私費と研究費に分かれていて、それを別々に精算するのが本当に面倒でした。特に公費はいろいろ書類を事務局に提出しなくてはいけないのです。

文献複写業務が忙しくなると、ほかの仕事はほとんどできなくなる感じでした。当時(15年ほど前)はILLシステムも、なぜか文字表示が以上に小さかったので、目の疲れが半端なかったですね。肩こりがひどくなり、疲れてヘルペスができることもよくありました。(今はもっと見やすくなっているのかなあ?)

大学図書館に採用されるには?

基本、公立図書館も大学図書館も正職員になるには、「試験を受ける」しかありません。国公立なら公務員試験、私立大学なら個別で募集があり、試験が行われると思います。学科によっては英語が必須のところなどもありますね。

ちなみに、司書枠があればその枠を受験すればいいですが、一般の公務員試験を受けて、図書館に配属される場合もあります。なので、採用されてからは県立図書館から県立大学図書館に移動になる人もいます。

やはり、試験がいつあるかという情報に敏感になっておくことが大切だと思います。ネットでチェックを欠かさない、図書館でアルバイトをしたりするのも情報を得られるのには得策かと思います。

私の場合は図書館司書資格を持っていたので、地元の公立図書館でよく臨時などで働いていました。正職員で働いていなかったのは、もちろん試験に受からなかったからです。なんの自慢にもなりませんが・・・。

今回のまとめ

  • 大学図書館の仕事は大きく分けて4つ。
    1つ目のカウンター業務は、ほかの図書館と同じく、人と接すること、データ入力、本の返却などちょっと体力の必要な仕事がメイン。
  • 2つ目の書誌データ管理は、データ入力がメイン。
  • 3つ目の教員貸出図書の管理は、これもデータ入力がメインではあるものの、教員への督促に少しばかり気合が必要。
  • 4つ目の文献複写業務は、学部によっては多忙を極め、重症な肩こりは必至と思われる。
  • 採用に関しては、公務員試験を受けるか、個々の大学の募集をチェックして受験する。
  • 地元の図書館でアルバイトや臨時などをやっていると情報が入りやすく、そこから採用につながることもある。

大学図書館も公立図書館もそうなんですが、外からはヒマそうに見えても、常になにかしらやることはあります。暇な時期も確かにありますが、その時期は忙しい時にはできない館内の整理などをします。分厚い本が多いのでこれも結構体力仕事です。

でも、慣れてくるとやりがいも感じます。教員の研究や学生の学びに貢献できるのが図書館員です。先にも書いたように、私は結局辞めてしまったのですが、辞める時に先生から感謝のお手紙を頂き、とても感動しました。自分も役に立っていたんだなあ・・・と。

どんな経験も無駄になることはないので、これを読んで興味を持たれた方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。あ、あと余談ですが、大学図書館で働いていると学食でランチできるので、美味しい上にリーズナブル!これは大学図書館で働いていた時の意外な特典でした。(笑)

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